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2006年3月11日 (土)

日本の未来

地下鉄の最後尾車両に乗った。前の席に、MDウォークマンを聴きながら携帯電話をいじっている男子高校生がいた。

途中の駅から駅員さんに付き添われた白い杖を持った中学生くらいの女の子が乗車してきた。駅員さんに「ここが、車掌の前ですからね」と言われ、ドアのすぐ横、車掌室の前に立った。電車が発車して少しすると、私の前にいた男子高校生がその女の子のところに行き、なにやら話しかけていた。女の子の素振りから、男子高校生が席を譲ろうとしているのがわかった。女の子は「すぐ降りますから」というようなことを言ったのであろう。その男子高校生はもとの席に戻り座った。2駅ほど乗りその女の子は下車していった。

身体の不自由な人に席を譲ることは、当たり前のことだが、それがすっとできない人は多い。しかも男子高校生となればなおさらだろう。それを彼はさらっとやっていた。制服のズボンを腰バキで履いたどこにでもいるような男子高校生のやさしさを見せてもらい、とても嬉しくなった。彼の心のきれいさ、やさしさを感じた。心の中で、「そのやさしさをいつまでも持ち続けてね、ありがとう」とつぶやいた。凶悪な少年事件が多い中、日本の未来も捨てたもんじゃないな、と思った。

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